カレ研スタッフブログ

キヤノン「DreamLabo 5000」の推奨カラープロファイルについて

2022年2月16日

こんにちは!カレ研スタッフのモガです。
今回は、カレ研のかべかけカレンダーなどで使用している印刷機「DreamLabo 5000」の推奨カラープロファイルについてお話しします。ちょっと難しい用語多めなので、結論のカラープロファイル「sRGB」「Adobe RGB」に絶対設定するということだけわかってもらえば大丈夫です!!それではどうぞ~

目次

  • 「DreamLabo 5000」の特徴
  • カラープロファイルとは?
  • 推奨カラープロファイル「sRGB」「Adobe RGB」

「DreamLabo 5000」の大きな特徴

通常、印刷する時は必ずカラーモードをCMYKにしないといけません。
ですが、「DreamLabo 5000」はカラーモードをRGBのまま印刷できるというのが大きな特徴です。
というか、むしろRGBのカラーモードでしか印刷できません。
今では巷でRGB印刷という言葉を耳にしますが、最初聞いた時、とっても驚きました。
RGBで印刷できるということは、モニタでみた色、元々あった色域を保持したまま印刷できます。RGBからCMYKに変換するとカラープロファイルが変わって色が変わってしまったり、暗めに印刷されるということが起きますよね。それが今までより少なく済むので画期的というわけです。

よくわかる説明がのっています
・株式会社ウエーブ:カラーモード(RGBとCMYK)とは?

その他、詳しい説明はこちらのページに記載されています。
弊社のインタビューものってます。
・キヤノン:業務用プリンタ「DreamLabo 5000」

カラープロファイルとは?

すいません、私は印刷屋さんじゃないので、すごいおおざっぱな認識でお話しします。
なんとなく擬人化した方が説明しやすいので、印刷機を印刷機くんといいます。

印刷機くんに印刷をお願いする時に画像データにくっ付いた色の指示書「カラープロファイル」という情報を渡します。
カラープロファイルは色の指示書のようなもので、このデータはこんな数値の色にしてというメモです。印刷機くんは色の指示書=「カラープロファイル」を元にして色を作って印刷してくれます。RGBとCMYKでは色の指示書の内容が変わるので当然色が変わります。

「DreamLabo 5000」くんはRGBの色の指示書をそのまま使えます。そして広い色域をカバーしている色の指示書「Adobe RGB」というの色域をほぼカバーした印刷再現ができるすごい子なんです!!

自分の説明よりわかりやすい記事を見つけました。これを見てください(逃)
・ウィキペディア(Wikipedia):ICCプロファイル(色空間)
・TACT SYSTEM:カラープロファイルってなんだ?

推奨カラープロファイル2つ

「DreamLabo 5000」の推奨カラープロファイルは3つありますが、オススメは「sRGB」。特にオススメなのは「Adobe RGB」です。カラープロファイルの細かい説明は読まなくてもいいです。

「DreamLabo 5000」くんは下記カラープロファイル以外だった場合、最適なマッチング処理を行って印刷してくれます。要するに色が変わっちゃいます。色変化を最小限にしたいなら必ず「sRGB」か「Adobe RGB」にしてください。

  • sRGB…国際電気基準会議が1998年に定めた色空間の国際標準規格。sRGBはあまり明るくない室内で期待されるモニター特性に基づいています。一般的なデジカメやプリンター、モニターなどの機器は、この規格に則った色調整を行うことで入力と出力の時の色の差異を極力少なくしています。
  • Adobe RGB…Adobe Systems社が1998年に定めた色空間の規格のひとつです。Adobe RGBはsRGBに比べてはるかに広い再現領域を持ち、きめ細かな色彩の表現が可能です。印刷物に対する適合性や色構成の厳密性が高く、DTPの分野などではAdobe RGBが標準的に用いられています。
  • Device Dependent Color(RGB)…プリンタやディスプレイなどの機器固有の色空間をさします。

「prophotoRGB」というカラープロファイルにしたら編集ソフトに配置した段階から色が変わってしまったというお問合せを頂いたことがありました。たぶんこのまま印刷に進んでいたら色が変わった状態で印刷されていたと思います。何度も言いますが必ず推奨カラープロファイルを設定してくださいね!!!

とっても色にこだわる場合、モニタの設定から「sRGB」「Adobe RGB」の設定にするといいらしいです。本当はこの辺もご説明できればいいのですが、勉強不足ですみません。また勉強して記事書きます。

それではモガでした。

  • この記事を書いた人
    モガ
    オンデマンド印刷サービス運営に10年以上関わる。サービス運営全般の業務を担当している。
    ウェブディレクター/コーダー/デザイナー